銀行員時代のことを少し書こうと思います。
私は三井住友銀行の新宿支店というアルタの横の当時日本一忙しい?と言われていた支店に配属になりました。クレジットカード新人コンテストや銀行の事務の覚える毎日を送っていました。
新宿支店は上司先輩方にエース級が揃っており、仕事に厳しく、社会人としての振舞にも厳しい人たちばかりでした。様々な組織で仕事をしてわかりましたが、新宿支店の先輩方は何より視座が高く、この環境で新人時代を過ごせたことは私の成長速度を速めてくれたと思っています。
新人の頃は雰囲気の良い職場がいいなとか、数字に厳しくない支店で自分のやりたいことをしたいという気持ちも正直ありましたが、それは全くの間違いでした。
20代の時に厳しい環境を経験しないと、世の中では通用しない30代ができあがるので、
その後の50年の方がよっぽど不幸になると思っています。
いかに20代の時に厳しく、目線の高い環境にいることができるか。
その環境を与えてくれた三井住友銀行には本当に感謝しています。
多分この銀行でなければ起業という選択もできていないと思います。
その後、人形町支店、日本橋支店では後輩もでき、その後輩たちのぬるま湯につかった根性を叩き直そうと教育にも力を入れてきました。かなり厳しいことも言いましたが、今でもその後輩たちとは仲良くしてもらっていると思っています。そして、みんなそれぞれの持ち場で活躍してくれていることが何より嬉しいです。
仲良し組織に充実感はなく、高い目線を持ち、高揚しているときにこそ充実感があると思っています。
そして、その状態の組織が一番お客さまにも喜ばれているんですよね。
実際にそういった組織にするのは、大変ですが、ナカラルでも体現していきたいと思います。
それが私の思い描く子どもたちの環境に余裕もたらすための近道だと信じて。
つづく