らくらく登園®の目指す世界:子どもたちを取り巻く環境に余裕を

こんにちは!ナカラル()ブログ編集部です。運動会シーズンが終わりに近づき、保育園様からお問い合わせが多くなるらくらく登園®ですが、次年度からスタートしたいと予約申込も着々と増えております。少しずつではございますが、保育園関連の皆さまへの認知度が向上してきていると感じています。

 

今回ナカラル()ブログ編集部では、認知を広げていっているらくらく登園®サービスがどのような方向性を目指しているのか代表の関原にインタビューを行いましたので、ブログ記事にさせていただきました。HPなどでは語り切れていない創業者の想いを掲載しましたので、是非最後までご覧ください!

 

筆者:お時間を作っていただきありがとうございます。今日はらくらく登園®の代表インタビューということで、よろしくお願いいたします。

 

関原:よろしくお願いいたします。弊社も第四期目に突入し、今年は大きく成長を遂げる年にしたいと思っておりますので、気合いを入れてお答えできればと思います。

 

筆者:早速ですが、らくらく登園®は代表の原体験がベースとなって事業がスタートしたと伺ったのですが、そのあたりについて詳しく教えて下さい。

 

関原:そうですね。起業当初は様々な事業を考えました。ただ、結局は自分自身をペルソナにして考えた事業アイデアが最も顧客の痛みを分かるビジネスに繋がると考えました。当時は銀行に勤めていまして、非常に真面目で不器用な人間だったこともあり、朝7時過ぎには毎日出社していました。当然保育園の送迎なんてまったくやったことはなく、全てを妻に任せるダメ夫だったことは間違いありません()。ただ、時代の流れもあり男性の育児参画や育休取得も義務付けられるようになり、少しは子育てにも関わらないといけないなと考えていたんです。

 

筆者:そんな中、何か事業アイデアにつながる経験をされたのですか?

 

関原:料理を作ったりするにはスキルも時間も無かったので、出来る事を考えた時に保育園への送迎なら自分でもできると考えたんです。そこで事業アイデアに繋がる経験をしました。ようするに、保育園に送迎するというのは単に子供を保育園に送り届ければいいということではないという経験をしたんです。

 

筆者:保育園にお子さまを送迎するという単純なことがサービスの出発点だったんですね。

 

関原:そうなんです。保育園に子供を送り届けるシーンは勿論ですが、既に自宅にいる時から問題は起きていました。妻からは色々なことを言われるんですね。例えば、「お着替えの補充を3セットしておいて」「靴が汚れてきているからこの靴を補充してきて」「今日の健康状態を手帳に書いておいて」「運動会参加者のアンケートが来ているから提出しておいて」などなど毎日同じことをしていれば言い訳ではなく、毎日異なったタスクが降ってきます。当たり前のことかも知れませんが、保育園に子どもを送ったことがない当時の私は、全てのことを事細かく妻に聞くことになります。「衣服の補充は何を持っていくの?どこにするの?」「靴はどこに置いてあるの?」「手帳には何を書けばいいの?」「アンケートはどこに提出するの?」など。そう、ダメダメです。当時は嫌な顔をせずに教えてくれましたが、本当は自分がやった方が早いと思っていたでしょうね()

 

筆者:確かに保育園とのやり取りは意外と多いですよね。たまに送迎したお父さんが保育園で右往左往しているような姿はたまに見かけますね()

 

関原:また、我が家は双子だったこともあり、当然準備するものも2倍です。荷物も2倍。登園の際も双子用のベビーカーを押しながら登園ですし、週末になるとシーツや午睡タオルも荷物に追加されます。勿論、会社にもっていく通勤バッグも背負いながら。毎日3つ、多い時には4つもバッグを持ちながら登園していました。

 

筆者:双子だったんですね。それは大変ですね…。でも、それだけだとらくらく登園®のサービスが問題解決の一部でしかないようにも感じますが…。

 

関原:そうですね、当然他にも原体験があります。保育園にお迎えに行くと一日使った衣服やお口拭き等を返却され、バッグに詰めて持って帰るわけです。家に着くと荷物を洗濯に出すわけですが、お口拭きやエプロンは食事汚れがあるので、そのまま洗濯機に突っ込むわけにもいきませんので、洗面台で洗う必要があります。ある日、エプロンを開けるとその中から昼食の唐揚げがごそっと出てきたんです…。

 

筆者:そんなことがあるんですか?

 

関原:そうですね、私がしたこの経験はレアなケースなのかも知れませんが、保育園ではエプロンやお口拭きを水洗いしてくれるような保育園もあるのかも知れませんが、当時子供を通わせていた保育園ではお口拭きもエプロンも全て使ったままの形で返却されました。

 

筆者:結構保育園によってサービスが違うんですね。

 

関原:エプロンも市販のエプロンを準備すればいい所もありますし、タオルにゴムを通してエプロンを作ってきてほしいという保育園もあります。衣服もそのまま洗濯機に回せないものもあります。便や尿等で汚してしまった衣服は自宅で石鹸を使って手洗いをして洗濯をします。一日に何度も着替えをしますので、二人分の洗濯物の量は非常に多くなります。一日に二度洗濯を行わないといけないような日も存在します。

 

筆者:たしかに子供たちはすぐに汗をかいたりしますし、保育園でのお着替えも時間でタイムスケジュールに組み込まれていたりもしますしね。

 

関原:このように保育園で使う衣服とお口拭き・エプロン・午睡タオルなどもシェアリングで洗濯代行までやってもらえるようなサービスがあれば本当に助かるなと考えたのがサービスアイデアの着想段階で感じたことになります。

 

筆者:「着想段階」ということは他にも考えていたことがあるということですか?

 

関原:そうですね、今度は子供たちを主役にして考えてみました。朝起きてから親はバタバタ出社の準備、ゆっくりコーヒーを飲みながら子供の成長を見守るような時間もなくすぐに登園。保育園では、早番の先生もバタバタしながらの受入れ。外遊びも昼食もお着替えも午睡も全て一律に進み、子供自身のことを丁寧に見てくれるような環境はなかなか用意されていません。このように、子供たちを取り巻く環境は非常にせわしなく、大人が創り上げた大人目線の環境であると考えました。そして、親も先生ももう少し「余裕」を持つ必要があると考えたんですね。

 

筆者:確かに朝の5分は非常に貴重ですし、バタバタしないで保育園に送り届けて出社ができた日の方が少ないかも知れません…。

 

関原:そうですよね。そこで、我々はとある保育園様でサービスのテストトライアルを行わせていただいたんです。その結果、保護者の満足度が高かったのは想定内なのですが、保育士の満足度が非常に高く出たというのが想定外でした。

 

筆者:家から保育園までの荷物運搬や洗濯乾燥ということに絞れば保育園は確かにあまり関係がないような気がしますね…。

 

関原:私もそう思っていたんです。むしろ保育園側は新しいサービスに適用するためにストレスがかかることなので、反対意見が多く出るのかなと覚悟していましたが、結果は真逆でした。なぜかというと、保育園の先生方は今まで私物の混入チェックで多くの時間を割いていたんです。時には名前が書いていないため誰の衣服か分からなくなるようなこともあります。また、いざ着替えさせようと思ったら着替えのストックがないため保育園から貸出し、そのことを手帳に書かないといけない。こうした問題をらくらく登園®が一気に解決することができたため、先生方から非常に喜ばれました。らくらく登園®のサービスが導入されていない保育園には転職できないとも言われた程です。

 

筆者:保育士の方々へのメリットは予想外でしたね。このテストマーケティングが今のらくらく登園®の保護者にも保育士にも喜ばれるサービスに繋がったんですね。 

関原:そうなんです。このテストマーケティングを通じてコアファンを作ることができたということを確信し、銀行を退職し全力投球していき今があるという流れです。正直、MissionVisionはこのテストマーケティングと並行して考えたものです。「子どもたちを取り巻く環境に余裕をもたらす」というMissionが完成したときには、サービスの内容との関連性さることながら、ペルソナを自分自身としてやってきたこともあり、スッと腹に落ちました。

 

筆者:なるほど、ここまで話を聞いてどんな悩みに答えるためにスタートしたサービスだったのかが理解できました。ただの保育園向けの洗濯代行サービスではないということですね。目線はあくまでも子供たちで、子供たちに時間を使える余裕をもたらすサービスを目指して設計されたということなんですね。

 

関原:その通りです。保護者だけでも、保育士だけでもダメ。子供たちに関わる全ての人がちょっとずつ時間的余裕を持つことで、子供たちともう少し丁寧に接することができる。そうした環境で育った子供たちがどんな大人になるのかは本当に楽しみです。そうした子どもたちの未来に少しでも貢献できるようにサービスもブラッシュアップしていっています。

 

筆者:今なにか新たな取り組みも検討されているんですか?

 

関原:今まさにテストマーケティング中ですが、保育園で使うスニーカーの洗濯代行サービスも開始しています。毎日登園する保育園を生活のハブにして、そこで便利なサービスを受けることができる環境を整えることがさらなる余裕をもたらすと考えています。弊社はここ3年間洗濯代行のノウハウも十分に溜まりましたし、新たな分野への挑戦という感じでしょうか?スニーカークリーニングを使うことで子どもたちは保育園で伸び伸びと遊ぶことができますし、親御さんも泥汚れなどを一切きにすることなく保育園をクリーニング屋さんと同じように使っていただけるサービスです。まだテスト段階なので、お客様の反応を見ながら今後の方向性を検討していきます。

 

筆者:泥だらけの靴は洗うのも大変ですし、寒くなってくるとなかなか乾かなくもなりますしね。洗濯乾燥設備を活かした良いアイデアですね!

 

関原:因みにテストでは、小学生のご家族までの靴であればクリーニングに出すことが出来ますので、元気のいい小学生のお子さまの分もまとめてクリーニングに出せますよ!

 

筆者:なるほど、コインランドリーへ持ち込むのも手間ですから、保育園という毎日行く場所で完結するという部分は非常に良いですね!

 

関原:そうですね。冒頭にも話をしましたが、弊社は202310月から第四期がスタートしています。今期は大きな飛躍をしたいと考えています。次は3月ぐらいには大きな発表もできると思いますので、是非またその際には記事にして下さい()

 

筆者:ブログ記事を書かせてもらう立場として最新情報は気になりますので、是非その際にはまたインタビューを受けて下さい。長い時間ありがとうございました。

 

 

皆さま長文を読んでいただきありがとうございました。サービスの背景にあるエピソードを聞くことができ、らくらく登園®への見方が変わったような気がします。このブログを読んでらくらく登園®にご興味をお持ちいただいた方は是非一度お問い合わせ下さい。弊社のコンサルタントが丁寧にご説明し、スムーズにサービスを開始できるように全力でサポートさせていただきます!!