こんにちは！ナカラルブログ編集部です！家の中は安全だと思われがちですが、実は事故が起こりやすい場所です。特に子どもは好奇心旺盛で予想外の行動をとるため、事故を未然に防ぐための対策が重要です。親としては子どもを守るために注意深く見守りたいところですが、家事や仕事に追われて常に目を離さずにいることは現実的ではありません。
子どもが成長するにつれて、行動範囲や行動のパターンが変わっていきます。それに伴い、家の中で起こる事故のリスクも変化します。新生児期から幼児期、さらには学童期に至るまで、各発達段階ごとに特有の事故が発生しやすくなります。そこで、各段階においてどのような事故が起こりやすいのか、またその対策について知ることが大切です。
よく見ていても、一瞬のスキに事故は起こるもの。だからこそ、事故が起こる前にあらかじめ対策を立てられるよう、普段から情報に目を通し、対策を実行しておくことが必要です。ここでは、月齢や発達の段階に応じて起こりやすい事故のポイントを紹介します。子どもが安全に過ごせる環境を整えるために、ぜひ参考にしてください。
1. 新生児期（0～3ヶ月）
新生児期は、赤ちゃんがまだ動けない時期ですが、それでも油断は禁物です。以下の事故が起こりやすいです。
窒息事故
原因: 寝返りを打つ際に顔がふとんや枕に埋もれることが原因です。
対策: 硬めのマットレスを使用し、枕やぬいぐるみをベビーベッドに置かないようにしましょう。また、赤ちゃんの寝る位置をこまめに確認し、顔が覆われていないかチェックしましょう。
転落事故
原因: おむつ替え台やソファからの転落が考えられます。
対策: 高い場所でおむつを替える際は、常に手を添えるか、安全な場所で作業するようにしましょう。ソファに寝かせる際も目を離さないように心がけてください。
2. 乳児期（4～12ヶ月）
この時期になると、赤ちゃんは寝返りやハイハイを始め、行動範囲が広がります。それに伴い、以下の事故が増えてきます。
感電事故
原因: 電源コードやコンセントへのいたずらです。
対策: コンセントカバーを使用し、電源コードは手の届かない場所にまとめておきましょう。また、電気製品を使用しないときは必ずコンセントから抜いておくことも大切です。
誤飲事故
原因: 小さな物を口に入れることが原因です。
対策: 床に落ちている小さな物を掃除し、赤ちゃんが触れないようにしましょう。また、玩具の適切なサイズを確認し、小さな部品が外れないように注意しましょう。
3. 幼児期（1～3歳）
幼児期になると、歩き始めたり、登ったりすることができるようになります。この時期に特に注意すべき事故は以下の通りです。
転倒・転落事故
原因: 階段や家具によじ登ることが原因です。
対策: 階段にはベビーゲートを設置し、家具には転倒防止のストラップを取り付けましょう。また、家具の配置を工夫して、登りにくい環境を作ることも効果的です。
火傷事故
原因: コンロや熱い飲み物に触れることが原因です。
対策: キッチンには子どもが入らないようにゲートを設置し、熱い飲み物は手の届かない場所に置きましょう。また、調理中は常に子どもに注意を払い、コンロの火を使うときは後ろのバーナーを使うようにしましょう。
4. 学童期（4～6歳）
学童期になると、さらに活動的になり、さまざまな道具を使うようになります。この時期に気を付けるべき事故は以下の通りです。
切り傷・擦り傷
原因: ハサミやナイフなどの道具を使うことが原因です。
対策: 道具を使うときは必ず大人がそばで見守り、安全な使い方を教えるようにしましょう。子ども用の安全な道具を用意することも効果的です。
溺水事故
原因: 浴槽やプールでの遊びが原因です。
対策: 浴槽やプールで遊ぶときは、必ず大人が見守ることが重要です。水の入ったバケツなども危険ですので、使い終わったらすぐに片付けるようにしましょう。
まとめ
子どもの成長に伴い、家の中で起こる事故の種類やリスクも変わってきます。事故を未然に防ぐためには、子どもの発達段階に応じた対策を講じることが重要です。新生児期から学童期まで、各段階でのリスクを理解し、それに合わせた安全対策を実行することが大切です。
例えば、新生児期には窒息や転落に注意を払い、適切な寝具やおむつ替えの環境を整えることが求められます。乳児期には感電や誤飲のリスクが高まるため、コンセントカバーや小物の管理が重要です。幼児期には転倒や火傷のリスクが増えるため、家具の配置やキッチンの安全対策が必要です。そして、学童期には切り傷や溺水のリスクに備え、道具の使い方を教えたり、水の安全対策を講じることが求められます。
普段から情報に目を通し、対策を実行することで、安全な家庭環境を整えましょう。親としての忙しい日常の中でも、子どもの安全を最優先に考えることが大切です。事故は一瞬のスキに起こりますが、事前の対策で多くの事故を防ぐことができます。具体的な対策を講じることで、子どもが安心して成長できる環境を作り出すことができます。
さらに、定期的に家庭内の安全チェックを行い、必要に応じて対策を見直すことも重要です。子どもの成長に伴って、新たなリスクが生じる可能性があるため、柔軟に対応する姿勢が求められます。家庭内での事故を防ぐためには、親自身が常に最新の情報を収集し、適切な対策を講じることが不可欠です。
事故のリスクを完全にゼロにすることは難しいですが、事前にできる限りの対策を講じることで、子どもが安全に過ごせる環境を提供することができます。日々の小さな心がけが、大きな安心と安全につながります。家族全員が安心して暮らせる家庭を目指し、今日からできる対策を始めましょう。
